「今の現実を変えたい」
そう思うことは、きっと誰にでもあります。
仕事がつらい。
人間関係がしんどい。
お金の不安がある。
毎日同じことの繰り返しで、このままでいいのか分からない。
そんなとき、すぐに「どうすれば変えられるんだろう」と考えてしまうかもしれません。
でも、その前にひとつ聞いてみたいことがあります。
どうして、今の現実を変えたいと思ったの?
まずはそこから、一緒に考えてみませんか。
「つらい」と気づけていることも、大切な一歩

たとえば、
「仕事がつらくて、毎朝行くのもしんどい。でも辞めたら生活できないし、どうしたらいいか分からない」
そんな状態だったとします。
つらいですよね。
でも、自分が「つらい」と感じていることに気づけている。
それは、とても大切なことです。
そして、「仕事を辞めてしまえばいい」と現実逃避するのではなく、生活のこともちゃんと考えている。
それもまた、大切なことだと思います。
どうしたらいいか分からないときが、一番つらいものです。
辞めるのか。
続けるのか。
その間で迷いながらも、誰かに相談したり、こうして何かを調べたりしている。
それだけでもすでに、新しい現実へ意識を向け始めているのではないでしょうか。
すぐに大きく変えようとしなくていい

現実を変えたいと思うと、
「転職しなきゃ」
「環境を全部変えなきゃ」
「もっと強くならなきゃ」
と、大きな変化を求めたくなることがあります。
もちろん、大きく現実が動くこともあります。
でも、それは多くの場合、いろいろな準備が整ったときです。
だから、まずは焦らなくてもいい。
最初にやってみてほしいのは、
今、自分が何を感じているのかを、もう少し具体的に整理することです。
たとえば、
「最近、一番つらいと感じた出来事はどんなときだった?」
と、自分に聞いてみます。
「仕事がつらい」から、具体的な出来事へ

たとえば、
「昨日、上司に急な仕事を頼まれて、断れなくて。自分だけ残業することになって、なんで自分ばかりって思った。」
こんな出来事が出てきたとします。
自分だけ残るのは嫌ですよね。
不快です、そのお気持ちはとても分かります。
では、少しだけその場面を詳しく見てみます。
・周りの人はどうしていたのか。
・上司はどんな表情だったのか。
・どんな声のトーンで頼んできたのか。
・その仕事を「今日中に」と言われたのには、何か理由があったのか。
そしてもうひとつ。
断ることは、本当にできなかったのでしょうか。
「言われたらやるしかない」は、本当に絶対?

もしそこで、
「断るなんて考えもしなかった。上司に言われたら、やるしかないと思っていた。」
と気づいたとします。
ここで、ひとつの固定観念が見つかります。
「上司に言われたら、やるしかない」です。
でも、世の中にはまったく違う考え方で生きている人もいます。
うちの運営担当。彼の信念は間違いなく、
「俺の予定が最優先」
です。笑
どちらが正しい、間違っている、という話ではありません。
ただ、「言われたらやるしかない」という考えも、絶対的なルールではなく、いつの間にか自分の中にできた固定観念なのかもしれない。
そう気づくことができた。
それだけでも、大きな一歩です。
固定観念は、無理やり壊さなくてもいい

だからといって、明日から突然、
「嫌です。やりません」
と断る必要はありません。
長い時間をかけて身についた固定観念を、一気に変えようとするのはしんどいものです。
だったら、もっと小さく変えてみればいい!
たとえば、
「今日は私用があるので19時には出ないといけないんです。」
と伝えてみる。
それだけです。
もし上司から、「じゃあ、できるところまででいいよ」と返ってきたらどうでしょう?
上司自身が変わったのか。
もともと、そういう対応のできる上司だったのか。
そこまでは断定できません。
でもひとつ言えるのは、
その反応を引き出すきっかけになったのは、自分が起こした新しい小さな行動だった
ということです。
それも立派に「現実が変わった」という進歩

これを、
「そんな小さなことで、現実が変わったと言えるの?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、
「言われたらやるしかない」
というガチガチだった固定観念に、ほんの少し変化をつけた。
すると、周りから返ってくる反応も少し変わった。
そしてきっと、自分自身の気持ちも少し変わったはずです。
それは立派に、現実を変えていると私は思います。
まずは、自分を観察してみる

では、自分自身の固定観念を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
難しく考えなくても大丈夫です。
まずは、日常生活を少し客観的にみてください。
意識してやっていることよりも、
無意識のうちに何度も繰り返していること
に注目してみます。
口癖
何かを頼まれたときの反応
人と話しているときの表情
嫌なことが起きたときの姿勢
普段の歩き方
「無理」
「どうせ」
「仕方ない」
「私がやるしかない」
そんな言葉が、知らないうちに口癖になっていることもあります。
そこに、
「自分はこうするものだ」
「世の中はこういうものだ」
「どうせ変わらない」
という固定観念が隠れているかもしれません。
見つけても、すぐに直そうとしなくて大丈夫です。
まず、「あ、自分はいつもこうしているんだな」と気づくこと。
そこからでいいんです。
大きな変化は、小さな変化の積み重ねの先にある

人生を大きく変えたい。
もっと自由になりたい。
今とはまったく違う現実を生きたい。
そう願っていいと思います。
大きな変化を望む権利は、誰にでもあります。
そして、誰にだってその可能性はあります。
ただ、大きな変化というものは突然何もないところから現れるのではなく、
普段なら見過ごしてしまうような、小さな気づき。
いつもとは少し違う、小さな選択。
ほんの少し勇気を出した、小さな行動。
そうした、意識しなければ気づかないほどの小さな変化の積み重ねの先にある。
私はそう考えています。
だから、今すぐ人生を全部変えようとしなくても大丈夫です。
まず今日は、自分を少しだけ観察してみてください。
そこに、これからの現実を変えていく最初の小さな一歩が隠れているかもしれません。
